Cloudfront+LightSailでコンテンツ配信サービス(CDN)を作る

LightSail-to-CloudFront

自前主義なら動画まで

 「自前主義で行こう」と独自ドメインでサイトを再開した私ですが、動画はYouTube先生に依存しています。動画はファイルが大きいので自分のサイトに置くのは正直怖いのですが、自前主義をテーマにしてみたので動画もサイトに置いてみることにしました。

LightSailは安いがしょぼい

 LightSailはAmazonの格安ホスティングサービスで「月額 3.50 USD から」が売りです。お財布に余裕が無い私は迷わず3.5ドルコースを選びましたが、スペックは下記のようなものです。

 うちのパソコンよりしょぼいです💦 無名サイトなので余裕ではあるのですが、動画を置くのは怖い。というわけで、Amazonのコンテンツ配信サービス(CDN) 『CloudFront』を入れてみることにしました。

 CloudFrontはWebサーバーのファイルをキャッシュして配信を代行してくれるサービスです。CodeZineによれば「東京における16のCloudFrontエッジロケーションおよび1つのCloudFrontリージョナルエッジキャッシュ、2つのAWS Direct Connectロケーション、大阪における1つのCloudFrontエッジロケーション、および1つのDirect Connectロケーション」とあり、2021年3月時点で日本国内に17か所の配信サーバーがあります。

 これならWebサーバーがしょぼいままでも、動画をCloudFrontに置けば、万が一アクセスが増えてもサーバーが落ちる事態は防げそうです。

で、CloudFrontはナンボなの?

 「でも、お高いんでしょう?」

 特に仕事でアカマイなどのCDNを入れたことがある方は、とても、とても心配になると思います。実際、企業向けのサービスなので多少の出費は覚悟する必要があります。具体的には、

 日本向けの料金が1GBあたり0.114ドルです。20MBの動画が月間1万再生されると約200GBになりますので、月22.8ドルになります。

「やはり、お高い……」

 しかしここはぐっと歯を食いしばって「1万再生もあれば22.8ドルくらいの収入は期待出来るだろう」と前向きに考えます。

CloudFront、なんとか動きました

 その後試行錯誤した結果、なんとかCloudFrontを動かすことが出来ました。

$ curl -svo /dev/null https://cf.can.ne.jp/v/my-domain-in-2020s.mp
4
*   Trying 54.239.169.55:443...
* Connected to cf.can.ne.jp (54.239.169.55) port 443 (#0)
* ALPN, offering http/1.1
* successfully set certificate verify locations:
*  CAfile: /opt/bitnami/common/openssl/certs/curl-ca-bundle.crt
*  CApath: none
...
< HTTP/1.1 200 OK
< Content-Type: video/mp4
< Content-Length: 13960998
< Connection: keep-alive
< Server: nginx
< Date: Mon, 12 Apr 2021 09:15:50 GMT
< Last-Modified: Mon, 12 Apr 2021 08:33:00 GMT
< ETag: "607405bc-d50726"
< X-Frame-Options: SAMEORIGIN
< X-Cache: Hit from cloudfront

X-Cache: Hit from cloudfront

 次回以降、どのような設定を行ったかをゆっくり書いていきたいと思います。

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