2020年代に独自ドメインは必要なのか?

 こんにちは、まさるです。

 このブログはcan.ne.jpというドメインに設置しています。
 whoisというサービスでドメインの登録情報を確認すると、このドメインを登録したのは1998年3月26日、と分かりました。
実に、23年1ヶ月前くらいです。なんと長い年月が過ぎてしまったのでしょうか……。

 この化石のようなドメイン、実は維持にけっこうお金がかかっています。
can.ne.jpは属性型JPドメインというもので、1年分の維持費が7700円もかかります。
 これとは別に、ドメイン預かりというサービスが年間3960円かかります。
合計で毎年11660円も払ってます。お財布に厳しいですね……。

 それでもドメインを維持しているのは、can.ne.jpという3文字のドメインが珍しいからです。しかし、今となっては、単なる自己満足でしかないような気もします。

 初めてドメインを取った1998年ごろは検索エンジンがまだ発達しておらず、ドメイン名を覚えてもらったりブックマークしてもらうことに価値がありました。しかし今は検索が全盛の時代です。わざわざURLを入力してサイトを訪問してくれる人はほとんどいません。

 今では昔ほど独自ドメインを取る価値が無いのは間違いありません。では、どのような時に独自ドメインを使う価値があるのでしょうか。

 独自ドメインを選ぶ最大の理由は、「コンテンツを置く先のサービスに振り回されたくない」ということです。外部サービスは終了してしまうことがありますし、ツイッターやフェイスブックのようにアカウントが特に理由もなく凍結されてしまうことがあります。そうした時に独自ドメインという『本拠地』があれば、心配した人がGoogleで検索して自分のサイトを確認してもらえる可能性があります。

 もうひとつの理由が、自由なソフトでコンテンツを公開出来ることです。このサイトもワードプレスというCMSで運営しているので、自分が好きなようにサイトをカスタマイズできます。また、サブドメインを作ることで自分のサイトであることを証明しながら複数のサイトを運営することも出来ます

 独自ドメインは、集客力では、どうしても大手サービスにはかないません。技術ブログであればキータなどで記事を書いた方が、たくさんの人の目にふれると思います。大手サービスのアドバンテージを理解した上で、よそに振り回されずにサイトを運営したい方は独自ドメインを検討する余地があると思います。

 このブログで紹介しているギットハブ・ページーズは無料で独自ドメインのサイトを作れます。もちろんドメイン自体の取得・維持にはお金がかかりますが、興味がある人はまずギットハブで試してみるのも悪くないと思います。